大阪府南河内郡の資源リサイクルセンターは、山城工場と森屋工場の2箇所(かしょ)にあるよ。
山城工場には、近くの市や町や村のお家から集めた、ビンやかん、ペットボトル、プラスチックなどが、運ばれてくるよ。毎週100トン届(とど)くんだ。
工場内には、ビンかん、ペットボトル、プラスチックをわけたり、小さくしたりする所や、ガラスのリサイクルをするところがあるんだ。森屋工場は、大型でたくさん加工できる最新の機械で、クリスタルストーン・サンドを作っているよ。1時間に50トンも作れるんだ。
以前は、ゴミをすてるときに混(ま)ざっていた小さなガラスは、リサイクルできずに埋(う)め立てするしかなかったけれど、藤野興業は小さなガラスもリサイクルできるから、ほかの市町村からも運ばれてくるんだ。
ここでは、地球がよごれないように、いろんなものをていねいにリサイクルしているよ。
資源リサイクルセンター
山城工場ではいろんなリサイクルの様子を見学できるよ
ビンかん工場では、運ばれてきた袋(ふくろ)に入ったビンとかんを、まずビニール袋を機械でやぶり、人の手で袋をとるんだ。
ビニール袋がとれたら、大きな磁石の機械が上から降(お)りてきて、ズボッとスチールかんをすいあげて、スチールとアルミを分けるんだよ。残ったビンは5人の人が透明(とうめい)、茶色、それ以外の色と、手でとりきれない小さなガラスに分けるんだ。
ペットボトル工場では、人の手でキャップやラベルをはがしていくよ。
ペットボトルに、飲み残しや中身が残っているとリサイクルできないんだ。だから、ペットボトルを捨(す)てるときはラベルやキャップをとって、中身をキレイにすすいで捨てようね。リサイクルできるペットボトルはプレス機で約1/10に小さくなるよ。
プラスチック工場では、ビニール袋を風でとばして、プラスチックだけを集めてプレス機で小さくしているよ。
ガラス工場では、ビンかん工場で最後に集まった手でとりきれない細かいガラスをさらに細かくくだいて「クリスタルストーン・サンド」を作っているよ。
泥化処理土(でいかしょりど)工場では、ガラスからできた「クリスタルストーン・サンド」とセメント材をぐるぐる混ぜて、特殊(とくしゅ)な地面をかためるセメントを作る様子が見られるよ。
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